ほろよい研ブログ

ほろ酔いしている研究者の映画・音楽・漫画などに関するブログ

淡々として愛らしいはなし ~うちのクラスの女子がヤバい~

ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」風の表紙がずっと気になってはいたのだが、ずっと放置していた「うちのクラスの女子がヤバい」って漫画を読んだ。

タイトルからどんな漫画だかさっぱりわからなかったのだが、読み終わった後もどういうジャンルといってよいのか、説明できる言葉を持ち合わせていない。

思春期女子のみがもつ全く役に立たない超能力「無用力(思春期性女子突発型多様可塑的無用念力)」を持つ女子が集められたクラス1年1組を舞台にしたドタバタ学園コメディと言えばよいのだろうか?大きなストーリがあるわけではなく、各回で摩訶不思議な無用力を持つ女子とそれをとりまく友達、男子達が織りなす日常、恋愛、心の葛藤、成長が比較的淡々と描かれていく。一度出てきたキャラは後の回でも繰り返しいろいろな役割で出てくるので、だんだんと愛着がわいてくる。

物語だけでなく、絵も淡々としていてかわいらしいく、なんか知らないがとても魅力的。 個人的には1巻と3巻で出てきた男なのに無用力を持つ女の子になりたいリュウと鱈橋くんの物語が一番心にしみた。友人同士だったのが、少しづつ本人たちも気が付かないうちに惹かれあっている。そして・・・もっと続きを読みたかったが、3巻で終わってしまったようだ。

 

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